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■ 平成21年度 船橋労働基準監督署

災害事例
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本災害は、河川改修工事で、護岸工事を行うため法枠ブロックに間詰コンクリートを打設する作 業を行っている際に発生した。
 災害発生当日、被災者ら8名の作業者は、現場代理人からの指示に基づき4名が河川右岸の法枠ブ ロックヘの間詰コンクリートの打設作業に従事し、また他の4名がコンクリート打設作業に隣接した場所で整地作業に従事していた。

 

間詰コンクリートの打設作業は

  1. ドラグショベルのアームとバケット接合部に、ワイヤロープ(直径12mm、長さ150cm)をかけ、ストレートシヤックル(呼び径38mm)を使用してグラウトホッパー(縦L2m、横1.2m、高さ 1.05m、内容0.4m3の鋼板製、自重約500kg)をつる。
  2. コンクリートミキサー車から生コンクリートをグラウトホッパーに半分ほど入れる
  3. ドラグショベルでグラウトホッパーをつったまま河川右岸の法枠ブロックのコンクリート打設位置まで運び打設する。
  4. であった。

 ドラグショベルでつったグラウトホッパーに、コンクリートミキサー車から生コンクリートを入れ打設位置まで運び、打設位置に待機 していた作業者4名で打設作業を始めるため、グラウトホッパーから生コンクリートを 出そうとしたが、生コンクリートが少量しか流れ出なかったため、作業を一時中断した。
 この時、近くで別の作業に従事していた被災者Aは、グラウトホッパーから流れ出た少量の生コンクリートをならそうとして、つっていたグラウトホッパーの下に近付いた。
 ドラグショベルの運転者は、グラウトホッパーの下にAがいるのに気付き、クラクショ ンを鳴らしたが、その直後グラウトホッパーをつっていたワイヤロープが切断したため、 グラウトホッパー(生コンクリート入り総重量約1トン)が高さ約25cmの高さから落下し、下にいたAの頭部に当たり死亡したものである。

原因と対策
<災害原因>
1)ドラグショベルのアームとバケット接合邦にワイヤロープをかけ、グラウトホッパーをつり下げたため、ワイヤロープのアイの部分がバケットの角の部分に当たり切断したこと。
2)作業員がつり荷の落下により危険が生ずる恐れのある個所に立ち入ったこと。
<防止対策>
1)車両系建設機械を荷のつり上げ等、主たる用途以外に使用しないこと。
2)車両系建設機械を用いて作業を行うときは、あらかじめ運行経路、作業の方法等について作業計画を定め、当該計画により作業を行うこと。
 
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